夏に比べて冬の方が太陽の位置が低くて眩しさを感じやすいってご存じですか?サングラスの需要はGWから夏にかけて増えますが、TALEXプロショップとしては秋冬の車通勤こそサングラスのご利用をお奨めしています。

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にサングラスをお奨めする理由-『自転軸の傾き』

「学校の授業で習ったなぁ~」なんて思う方も多いと思いますが、北半球にある日本では、暦の上で春分の日と秋分の日は昼夜がほぼ同じ時間になり、夏至は昼の時間が一番長くなり、反対に冬至は昼の時間が一番短くなるのをご存じかと思います。

では、どうして季節ごとに昼間の長さが違うのかというと、地球の自転軸が太陽に対して約23.4度傾いていることで、太陽の動きが変わることに関係しています。 下記のイラストを見て頂くと分かりやすいと思います。

太陽の軌道 自転軸の傾き 季節別

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にサングラスをお奨めする理由-『太陽の降り注ぐ角度』

日照時間に関しては、自転軸が傾いていることで夏が約16時間、冬が約9時間と夏の方が長くなります。

日照時間が長い夏の方が眩しいと感じる時間も長くなりそうなものですが、夏と冬では太陽の高さが異なるが故に太陽の降り注ぐ角度も異なります。

重要なのは「太陽の降り注ぐ角度」であり、冬の方が前から日の光が差してくるような角度になる事で眩しさを感じる時間が長くなってしまうのです。これは自転軸の傾きと公転により発生する事象です。

太陽の公転と自転軸の傾き 太陽の入射角

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にサングラスをお奨めする理由-『通勤の時間帯』

理科の授業で習ったことのおさらいが終わった所で、「サングラス」を冬場の車通勤にお奨めする理由に戻ります。

単純にお車で通勤する時間帯って朝と夕方から夜にかけてですよね?

朝夕は太陽の位置が低くなるので眩しさを感じやすい時間帯ですし、さらに冬場は太陽光の降り注ぐ角度も低くなり、前方から日の光を浴びるような感じになると思います。だから夏よりも眩しいのです。

太陽の軌道 フロントガラスへの入射角

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にサングラスをお奨めする理由-『まとめ』

通勤の時間は人それぞれですので何とも言えませんが、夏場、暗いうちに出勤する方は少ないですよね。しかも日の出から数時間経過していると思います。でも冬場になると、同じ時間帯に出勤しても日の出からそれ程経っていないのではないでしょうか?

毎日同じ時間に出勤しているのであれば、秋から冬、そして春のちょっと前まで朝日が凄く眩しく感じると思います。

さらに眩しさを感じやすくなる条件としては、下記のイラストのような状況も考えられます。

車の傾き 自宅と会社の方向

先ずは上り坂です。踏切を渡る時に対向車のヘッドライトが眩しく感じるのと同じことがいえると思いますが、車体前方が上がれば上がるほど太陽の位置が正面になってしまいますので、非常に眩しくなってしまいます。

これは何ともしがたいのですが、自宅の位置を中心にどちらの方向に向かって通勤するかも大きく関係します。例えば会社の方向が自宅より東にある場合、朝は朝日に向かって通勤し、夕方も夕日に向かって通勤することになりますので、逆方向の方と比べて眩しさを感じる頻度が高くなってしまいます。

また、雪国に関してのお話ですが、雪面は光の反射率が高い為、一般的な道路よりも眩しく感じます。さらに道路脇に雪が積み上げられているときは、その側面に当たった光も反射光となって目に届きます。太陽の角度も低く、直接届く光と反射して間接的に届く光の両方が目に入ることで非常に眩しくなってしまいます。

因みに、交通事故の発生件数の月別統計を見ますと12月が一番事故の発生件数が多くなっています。これは単純に忙しい方が多いからと言う理由や、お車で帰省する方が多いからと言う理由、さらに不慣れな雪道での事故という理由も考えられるのですが、2番目に多いのが11月、3番目が10月、その後は1月、2月と続くことからも、冬場に交通事故の発生件数が多くなるという結果が出ているのも興味深いデータです。

そして最後にもう一つ。年齢的なお話は嫌われるかもしれませんが、一般的に年齢が高くなればなるほど眩しさを感じやすくなります。これは黄変と言って歳を重ねると徐々に目の中にある水晶体と呼ばれるレンズが黄色く濁ってくる症状が原因で、眼球の中で光が乱反射を起こしてしまい眩しさを感じるようになるのです。元々の目の状態が眩しさを感じやすく疲れやすい遠近世代はことさら注意が必要になるのです。

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にお奨めのサングラスは?

普段、メガネを必要としていない方はUVカット機能がついた色が少し濃いめのサングラスを使うと良いと思います。

近視で普段からメガネを使っている若い方であれば、同じようにUVカット機能付の色のついた度付サングラスから始めることをお奨めしますが、遠近世代に関しては遠近両用レンズにUVカット機能と色を着けた遠近度付サングラスから始めることをお奨めします。

また、賢い選択としては、偏光機能の付いた偏光度付サングラス、及び偏光遠近度付サングラスがお奨めになります。

偏光レンズはフロントガラスへの映り込みを消してくれたり、路面・水面・雪面では反射した光を弱めてくれるだけではなく、見たいものをスッキリと見させてくれる効果もあります。

例として、下記の写真は、左:サングラス無し、中央:普通のサングラスの見え方、右:偏光サングラスで見た時となっていますが、サングラス無しの状態で反射している光は普通のサングラスでは暗くなるだけで取れていません。しかし、偏光サングラスでは取れています。これが偏光サングラスのメリットです。

この反射光が疲れの原因にもなりますので、元々の目の状態が眩しさを感じやすく疲れやすい遠近世代には特にお奨めなのです。

サングラスなし、サングラス、偏光サングラスの見え方比較
左:サングラス無し、中央:普通のサングラスの見え方、右:偏光サングラスで見た時

車通勤の方に … 秋冬の車通勤にお奨めのアイテムは?

今使っているメガネでどうにかしたいという場合は、メガネの上から掛けるカバーグラスやメガネに取り付けるクリップ式のサングラス等もございます。

カバーグラスはゴーグルのように全体を覆いますので、横からくる光も遮ることができて大変便利なのですが、今お使いのメガネに上手くはまるかを試してから買わないといけません。 クリップ式のサングラスは30年以上前から販売されている定番商品ですが、形やサイズがありますのでカバーグラス同様に試してから買うことをお奨めします。

 

車通勤でサングラスをご利用する方への注意点

・サングラスは眩しさ対策としてご利用いただくものですので、薄暗い時間帯でのご利用は出来ません。光量不足により危険を感じることがあります。具体的には、朝なら朝日が出てから使用し、夕方は夕日が眩しくなくなったら至急、サングラスを外して頂きますようお願いいたします。

・慣れてくると、サングラスを外し忘れてしまうことがありますのでご注意ください。

・夜間にも使いたいという場合は、夜間運転が可能な色の種類や色の濃さがありますので、詳しくはスタッフまでお尋ねください。


メガネやメガネレンズ・サングラスにお困りの方は、ぜひボンボン堂へお越しください。

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